グレーゾーン金利の廃止

2010年に貸金業法と出資法が改正され、利息制限法と出資法の定める上限金利が統一されました。上限金利は借入元本ごとに定められています。ちなみに、利息制限法が定める上限金利は次の通りです。 (1)借入元本が10万円未満は年利20% (2)借入元本が10万円以上100万円未満は年利18% (3)借入元本が100万円以上は年利15% 借主が貸金業者等に対して、上限金利を超えて支払った利息が過払い金です。そして、この法改正によって、過払い金は返還請求できるようになりました。 貸金業者がこの上限金利を超えて貸し付けを行なっていた背景には、罰則規定のない利息制限法の上限を超えても、罰則規定のある出資法(改正前)の上限を超えなければ罰則されないという解釈から容認されてきたと考えられます。 今回の法改正により、両者の上限金利は統一され、いわゆるグレーゾーン金利がなくなりました。

過払い金の返還請求

過払い金の返還請求の時効は10年です。これは、既に支払が完済していても、現在も支払継続中であっても、10年前に遡ってできます。 過払い金の返還請求を行なっても、いわゆるブラックリストには登録されません。銀行、貸金業者、クレジットカード会社などの金融機関が信用情報機関として顧客の契約や事故情報を登録するデータベースをブラックリストと呼びますが、やはり、今回の法改正によって、過払い金請求の行為があっても、ブラックリストには登録しないことになりました。 したがって、ブラックリストに関する心配はせずに、過払い金の返還請求ができます。 但し、請求した金融機関内部の顧客リストには返還請求の事実が記録されるので、以降、同金融機関からは借り入れができなくなることが予想されます。